「つくる」と「つかう」の考え方

あるものをつかって、足りなければつくって。まちのつかいこなし方の考え方。

ブランディングすること

学校を「ブランディング」するにはどうすれば良いか?最近そんなことを考えている。いまや、どの大学も生き残りをかけて自分たちの立ち位置を見定めようとしている。例えばホームページを見ても彼らの強みが押し出されている場合が多い。日本の大学のサイトでかっこ良いと思うところは少ないが。

では、明石高専はどうブランディングできるか。すでにブランディングされているか。

社会をデザインする大学

先日はこだて未来大学を訪れた。彼らは社会に向き合い「公立」という、ともすれば弱みになってしまう部分を強みにしている。頂いた資料には「社会をデザインする大学」と強いマニュフェストが掲げてある。社会連携を担当される方にお話を伺ったが、そのマニュフェストと全てのおこないが合致する。理想的な状況だと思った。もちろん研究面でも、イグノーベル賞をとるような教員もいる。つまり研究と教育と地域連携が地続きなのである。


社会をデザインする大学 | 公立はこだて未来大学

もちろんカリキュラムもそれに沿っているし、なによりも空間がそのアクティビティを誘発している。(山本理顕設計工場、さすがである。)

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 ブランディングは外面をつくるだけではないし、どのように発信するかだけではない。それは学校がどのような哲学を持つか、という根源的な部分につながると思う。私たちは社会でどの位置に立ち、どこを向いて、どの速度で進んでいるか、それを理解し計画できているだろうか。

 

学校をどのようにブランディングするか、どうデザインするか。最近の興味である。