「つくる」と「つかう」の考え方

あるものをつかって、足りなければつくって。まちのつかいこなし方の考え方。

人は城

「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。」

 

武田信玄の言ったとされる有名な一文。

最近NPOや民間企業の社長と話すことが度々あるが、彼らに人事採用のことを聞くと、組織の考え方が如実に現れて面白い。例えばある企業では、面接は1年目の社員から順にやっていくらしい。管理職は、彼らの意見を聞いて採用者を決める。はたまたあるNPOは一定期間一緒に働いてみるらしい。確かにそれがお互いにとって一番良い。

 

人事に携わった経験は皆無だが、それは組織を決める根幹であり、採用された人を見ると管理者が「何をおもって選んだか」メッセージが見えてくるはずである。

最近、学内に急激に大人が増えた気がしている。私を含めて、彼らがなぜ選ばれたかよくわからないが、管理者たちは「なにか思って」選んでいるはず。そのメッセージをちゃんと汲み取りたい。

実際協働するのは管理者ではなく、平社員の私達である。無理は承知だが、どんな人がやってくるかぐらいは、予め知っておきたいものである。

 

どんなことをするにも「人は城」なのである。